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God of War: Chains of Olympusを終えて

とても面白かった。さて、どこが面白かったのか。たとえば、PSPとは思えない素晴らしいグラフィックやその動きだとか、ダイナミックな演出による爽快さだとか、息をつかせぬアクションシーンだとか、読み込み時間や保存時間がほとんど存在しないスピーディさとか。いくつも挙げられることができるだろう。でも、それらが単独で存在していたとしても、面白さは限定的なものになってしまう。本当の面白さはそれらが統合されて初めてわかるものだからだ。同じぐらいに面白い要素が入っていたとしても、それらがうまく組み合わさっていないとつまらないものになってしまう。いくら高級素材がふんだんに使われていても料理が下手ならまずくなってしまうのと一緒だ。

高級素材を使っているにもかかわらずあまり美味しくない料理が多い中、このGod of War: Chains of Olympusは間違いなく一流の料理だった。日本語版であるゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲は7月10日に発売予定だが、過度な暴力シーンや胸も露なエロティックな表現は若干削られると思うので、少し薄味な料理になるかもしれない。しかし、京料理が美味しいように、日本語版も面白いことは間違いない。

というわけで、実際に食べてみるまでその美味しさはわからない。プレイしてみなければその面白さはわからないだろう。

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