スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

9月, 2010の投稿を表示しています

Pythonを使ってAndroid端末を5分でリモートカメラにする方法

Android端末をリモートカメラにしてしまう方法「Spycam」という記事経由でTurn your Android Phone Into a Remote Spy Camera with Ruby in 15 Minutesを知った。SL4AのJRubyを使ってAndroid端末を15分で遠隔操作のスパイカメラにしてしまえるらしい。これは面白い。そこで、Rubyが15分ならPythonを使って5分でリモートカメラにしてしまおうと思い立った。

まず、Pythonでは標準モジュールのSimpleHTTPServerやwsgiref.simple_serverを使って簡単にWebサーバを構築することができる。そしてSL4Aを使えばAndroid端末をそのままサーバとして起動させることができる。これを組み合わせればできたも同然だ。

それで書いたのが以下のコードだ。10行そこそこでAndroid端末をWebサーバに仕立て上げ、Webブラウザ経由で写真を撮ることができる。こんなちっこい端末がWebサーバになるなんて世の中進歩したものだ。

remote_camera.py

import android from wsgiref.simple_server import make_server droid=android.Android() pic='/sdcard/snapshot.jpg' def camera(env,res): if env['PATH_INFO']=='/': droid.cameraCapturePicture(pic) res('200 OK',[('Content-type','image/jpeg')]) return [file(pic).read()] httpd=make_server('',9998,camera) httpd.serve_forever()

使い方は次の通り。まず、SL4Aを起動し、メニューボタンから"View"を選ぶとダイアログが出てくるので"Interpreters"を選択する。


再度、メニューボタンから今度は"…

Android端末で青空プログラミング! SL4Aの導入からアプリケーションの作成・公開まで

以前、Android上でPython、Lua、JavaScriptなどを実行するスクリプティング環境ASE (Android Script Environment)について記事にした。現在ASEはSL4A (Scripting Layer for Android)に変更され、機能がさらに進化している。APIの充実やインターフェイスの改良、スクリプト環境は独立になり、HTMLインタプリタ導入やAndroidパッケージ(APK)の作成などもできるようになった。そこで改めてSL4Aのインストール方法、使い方、Pythonによるアプリケーションの作成、QRコードによるソースコードの公開方法などを紹介する。

導入

まず、SL4Aの公式サイトで最新版のSL4Aをダウンロードする。現時点ではsl4a-r2.apkだが、頻繁に更新されるので注意すること。さらに必要なスクリプト環境をダウンロードする。BeanShell, JRuby, Lua, Perl, Python, Rhino (JavaScript)などがあるが、ここではPythonを選んだ。現時点での最新版はpython_for_android_r1.apkになる。SL4Aとスクリプト環境は独立しているのでそれぞれをインストールする。

これらのAndroidパッケージは公式のものではないので、ダウンロード後インストールするためには、Android端末の設定で「アプリケーション」の「提供元不明のアプリ」にチェックを入れておく必要がある。


これでSL4AでPythonを使用するための準備は整った。

スクリプトの作成

SL4Aをインストールすると左のようなアイコンが出てくるのでそれをタップして起動する。Pythonスクリプトファイルの作成するには、メニューボタンから"Add"を選択し(スクリーンショット左側)、表示されるダイアログから"Python"を選ぶ(スクリーショット左から2番目)。そうすると、Pythonスクリプトの雛形を伴った編集画面になるので(スクリーンショット中央)、それを更新して作成する(スクリーンショット右から2番目)。ファイル名は自由に付けることができ、作成したスクリプトファイルは"Save & Run"ですぐに起動できる(スクリーンシ…

アルゴリズムの素晴らしさに気付かせてくれたのはエラトステネスの篩だった

Haskellによるエラトステネスの篩(sieve of Eratosthenes)の美しい実装を見て、初めてアルゴリズムの素晴らしさに気付かせてくれたのがエラトステネスの篩だったことを思い出した。たしか中学生の頃だ。そこで、当時を懐かしみながら簡単な実装を書き留めておくことにした。とりあえず、Haskell, C++, Pythonの実装を以下に示す。コードは比較的短いが、実行効率を優先させているわけではない。

Haskell

これはHaskellのサンプルコードでよく出てくる無限リストと遅延評価による実装だが、とても分かりやすいし、美しいコードだと思う。

primes = sieve [2..] sieve (p:xs) = p : sieve [x | x <- xs, x `mod` p /= 0]

以下のように関数takeを使って必要な分だけ素数を取り出すことができる。ただし、実行効率はあまり良くない。

take 10 primes [2,3,5,7,11,13,17,19,23,29]

C++

次にC++を使って実装してみた。ここではC++0xを使っている。そのほうが簡潔で分かりやすく書けるし、これからはC++0xがより使われ、普及して欲しいという意味もある。因みにgccではバージョン4.5以降、Intelコンパイラではバージョン11.0以降、Visual C++では2010(16.0)以降でコンパイルできる。

std::vector<int> primes; for (int i = 3; i < 100; i += 2) primes.push_back(i); auto end = primes.end(); for (auto x = primes.begin(); *x * *x <= *(end-1); ++x) end = std::remove_if(x + 1, end, [&x](int p){ return p % *x == 0; }); primes.erase(end, primes.end()); for (auto p = primes.begin(); p != primes.end(); ++p) std::cout << *p << "…