Processing の videoライブラリ を利用して、手持ちのWebカメラを防犯・監視カメラにしてみることにした。監視カメラとして、以下の2点を満たすこととする。 動くものを捕らえたときだけ写真を残す。 写真は指定のメールアドレスに直ちに送信される。 今回、コードを書くに当たって、Webカメラ関連については 建築発明工作ゼミ2008 、メール送信については E-mail Processing を参考にさせてもらった。特に 建築発明工作ゼミ2008 については他にもProcessing関連の有益な情報があって重宝する。 因みに、今回用いたWebカメラはずいぶん前に購入したLogitechのQuickCam for Notebooks Proだ。多分、大抵のWebカメラで問題なく動作すると思う。 それでは、早速作成してみる。 下準備 まず、ProcessingでWebカメラを利用するには、 QuickTime が必要になるので予め用意しておく。また、WindowsについてはQuickTimeでWebカメラを利用するための VDIG (QuickTime-compatible video digitizer) をインストールする必要がある。このとき、最新バージョン(1.04/1.05)では動作時にエラーが起こるようなので、バージョンは1.01を用意すること。 次に、Processingでメール送信を行うために、 JavaMail と JavaBeans Activation Framework (JAF) をダウンロードする。JavaMailからmailapi.jarとsmtp.jar、JAFからactivation.jarを取り出す。そして、Processingの作業フォルダ(コーディングしているファイルの存在するフォルダ)にcodeという名前のフォルダを作成し、その中にその3つのjarファイルをコピーする。 これで下準備は完了だ。 コーディング ライブラリについては、ビデオ関連でprocessing.video、電子メール関連でjavax.mailをインポートする。setup関数でvideoオブジェクトを作成し、draw関数で映像を表示する。今回は320×240の解像度に設定した。次にカメラの映像から、以前の画像と現...