先日、鬱陶しいことに出遭った。道路に面した歩道を歩いていたときのこと、自分は左側を歩いており、前方から来る老人は右側を歩いていた。周りの人たちはすべて左側を歩いており、自分はその流れに乗っていたわけだ。しかし、このままでは前方から来る老人にぶつかってしまう。そこで仕方なく右側に避けた。しかし、左側通行をしている人も向かってきているので、丁度歩道の真ん中を歩く形になったわけだが、なぜかその老人はこちらの方に寄ってくる。そのまま歩いて肩がぶつかったのだが、その老人、えらい剣幕で怒っている。こちらは避けて、そちらはぶつかりに来ていることからもこちら側は悪くないはず。どうやら、道路交通法では右側通行の原則があって、左側を歩いていたこちらが悪いといいたいらしい。「ほかの人もみんな左側歩いていますよ」と云っても、「だから日本人はこんなに酷くなったんだ!」とか訳の分からないことを言い出す始末。どうやら、みんなが右側を歩かないことに対する八つ当たりっぽい。確か、歩道に対しては右側通行は規定されていないと思ったから「右側通行なんてことはない」と云う話をしたら、またまた怒り出し、小学校の教育が悪いとか何とか云い始めた。仕舞いには白黒はっきりさせようと言い出し、110番までする始末。 しばらくして困惑顔の警官が2名来たのだが、こういう話は本人同士で納得してもらう以外、何も打つ手が無いとのことで、かなり迷惑気味。そりゃそうだろう。110番する前に警察も迷惑だからやめたほうがいいのでは、と云ったのだが、老人は聞く耳持たず。一通りあらましを警官に話した後、警官たちにも迷惑掛けたくなかったので、その老人に適当に謝って終わらせることにした。こちらが謝ったとき、警官の一人はこちらに向かって深くお辞儀をしてくれた。ちゃんとこちらが考えていることが分かっていたようで、こちらに非がないにもかかわらず謝り、早く終わらせてくれたことに対する感謝をしてくれたようだ。 さて、ここからが本題なのだが、 歩道や十分な幅のある路側帯は右側通行の原則の対象にならない 。確かに道路交通法、第2章・第10条の第1項では歩行者は右側通行を原則とすると書かれている。しかしそれは、「歩道または路側帯と車道の区別の無い道路においては、道路の右側端に寄って通行しなければならない」と規定されている。つまり、歩道や路側帯に対して...