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スピログラフ

スピログラフに初めて触れたのは小学校に上がる前だった。当時はそれがスピログラフという名称であることを知らず、輪っかをぐるぐる回して綺麗な模様を描ける道具としてお気に入りの玩具になっていた。自分はマンデルブロ集合やジュリア集合のような数学的に表現できる図形や模様にともて魅力を感じるのだが、幼少のころのスピログラフがその切っ掛けだったのかもしれない。 長方形の定規に大きさの異なる3枚の歯車が付属しており、そして2つの円がくり抜かれている。さらに、矢印、五角形、半円などの型が子供心をくすぐったものだ。因みに、歯車と円に付いている歯数は刻印されており、3つの歯車はそれぞれ36、52、63、円の方は96、105の歯を持っている。 幼少のころ以来、スピログラフを見かけることはなかったのだが、最近になって100円ショップでも売られているという噂を聞き、少し探ってみた。近くの100円ショップでは扱っていなかったが、「デザイン定規」という名称でネットで78円で売っていたので思わず購入してしまった(当然だが送料のほうが高くついた…)。 スピログラフは一般的には内トロコイド(hypotrochoid; 内余擺線)といい、以下の式で表現できる(Wikipediaより)。 定円の半径 r c 、動円の半径 r m 、描画点の半径 r d とし、下図では、それぞれ、青、緑、赤の線で示している。そして、回転角を θとした軌跡がスピログラフの模様となる。 スピログラフでは半径よりも、円周の歯の数で示した方が分かりやすいだろう。円周と半径の比は変わらないのだから、歯の数の比がそのまま半径の比となる。例えば定円の歯が30で動円の歯が10ならば、 r c : r m =3:1ということだ。 さて、幼少のころはこんなに綺麗な模様が数式で表現できるなどと夢にも思わなかったわけだが、今はそれを理解し、コンピュータを使って自由に描くことができる。コンピュータであれば、動円が定円の外側に来る外トコロイド(epitrochoid; 外余擺線)も描くことができるし、描画点を動円の外に出すことも思いのままだ。 せっかくコンピュータを使って簡単に表示できるようになったというのに、プログラムを組むことが難しくては意味がない。しかし、Python+matplotlibであれば簡単に

2013年と2014年の違い

2013年を終え、2014年を迎えた。さて、昨年と今年の違いは何か? 昨年のブログで2013を素因数分解すると「3×11×61」になることを示したが、2014は「2×19×53」となる。そして差を取ると、「2-3, 19-11, 53-61」、つまり、「-1, 8, -8」となり、1月、8月が昨年と今年の差であることがわかる。そして、負を示した1月は運気が下がり、正と負を持つ8月は運気の上下があるに違いない! 因みに2013+2014=4027が素数にあることから、昨年から今年にかけて行っていることは、これまでとは違ったユニークな内容となる! …などと、MMRばりなことを書けるぐらいの余裕を持ちつつ、今年一年を頑張りたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 以下にPython+ NZMATH を使った素因数分解を示す。 >>> import nzmath.factor.methods as methods >>> methods.factor(2013) [(3, 1), (11, 1), (61, 1)] >>> methods.factor(2014) [(2, 1), (19, 1), (53, 1)] >>> methods.factor(2013+2014) [(4027, 1)]