来月、海外に出張することもあってdocomoのHT-03Aを購入してしまった。本当は海外で使うというのは口実でAndroidアプリケーションを開発したいだけだったりする。ここでは個人的なメモも兼ねて、Windows上でAndroidアプリケーションを開発するための準備について記しておく。
まず、Eclipse Classicをダウンロード(現時点の最新版は3.5.1)して、それを適当なディレクトリに展開する。C:\に展開した場合、C:\eclipse\というディレクトリができる。因みに日本語版でも問題ないと思うが、自分は英語版のEclipseを使っている。
次にAndroid SDKをダウンロード(現時点の最新プラットフォームは2.0 "eclair")して、やはり適当な場所に展開する。C:\android\に展開した場合、C:\android\android-sdk-windows\というディレクトリが作成される。C:\android\android-sdk-windows\toolsを環境変数PATHに追加しておく。
展開したディレクトリにあるSDK Setup.exeを実行すると、Android SDK and AVD Managerが起動するので、そのままプラットフォームをアップデートする。もし、SSLでエラーが出る場合は、Settingsの"Force https://... sources to be fetched using http://..."のチェックボックスをオンにすること。Installed Packagesでインストールされたプラットフォームを確認できる。必要なバージョンのプラットフォームがインストールされていないときは、Available Packagesで必要なバージョンをインストールできる。
Androidのアップデートが終わったら、Eclipseを起動させる。最初に作業ディレクトリ(workspace)を訊かれるが適当なディレクトリを指定する。起動したら[Help]-[Install New Software...]でAddボタンを押し、NameにAndroid Plugin、Locationにhttps://dl-ssl.google.com/android/eclipse/を指定する。Developer Toolsという項目が表示されるので、チェックボックスをチェックしてNextボタンを押し、最後にFinishボタンを押して、Eclipseを再起動する。
次いで、[Window]-[Preferences]でダイアログを開き、ツリーメニューのAndroidを選択する。SDK LocationにC:\android\android-sdk-windowsを指定して、Applyボタンを押す。
Eclipse上からAndroidのエミュレータを利用するために、Android仮想デバイス(Android Virtual Device, AVD)を作成する。[Windows]-[Android SDK and AVD manager]で作成するか、コマンドラインで以下のコマンドを実行する(ここではデバイス名をmy_avdとしているが、どのような名前でも良い)。自分はコマンドラインで作成した。因みにtargetオプションで使用するプラットフォームのバージョンを設定できる。
android create avd --target 3 --name my_avd
あとは、コードを書くだけだ。動作の確認の意味でも、最初はHello, Worldアプリケーションあたりを作成するのが良いと思う。
Androidの実機でデバッグするには、まず、開発しているプロジェクトのManifestファイルのApplicationタグにandroid:debuggable="true"を記述する(または、ダイアログのApplicationタグの項目でDebuggableをtrueにする)。
さらに、実機(自分の場合はHT-03A)のメニューで、[設定]-[アプリケーション]-[開発]-[USBデバッグ]をチェックする。開発中にスリープモードにしたくない場合は、[スリープモードにしない]をチェックしておく。そして、実機と開発するPCをUSBで接続する。そうするとWindowsが新しいハードウェアを見つけるのでWindows Updateはせずに特定の場所からインストールする。場所はC:\android\android-sdk-windows\usb_driverを指定する。最後にWindowsを再起動する。
実機をUSB接続してEclipseを起動し、先ほどandroid:debuggable="true"にしたプロジェクトを開き、[Run]-[Run Configurations]を選択して、ダイアログを開く。ツリーメニューのAndroid Applicationから現在開いているプロジェクトを選択して、右のペインのTargetタグをクリックし、Deployment Target Selection ModeをManualにする。これでアプリケーション実行時にAndroid Device Chooserダイアログが開くので、実機を選択して実行する。実機上でアプリケーションが起動したら成功だ。
因みに作成したアプリケーションを配布するには、Java SEのkeytoolでキーストアと鍵を作成して、EclipseのAndroid Toolsからアプリケーションに署名をする必要がある。Android Marketを利用したい場合は、デベロッパープロフィールを作成して、クレジットカードで$25を支払えば配布できるようになる。
追記(2009/10/28): Android 2.0 (eclair)が正式リリースされたので、それに合わせて内容を修正した。
まず、Eclipse Classicをダウンロード(現時点の最新版は3.5.1)して、それを適当なディレクトリに展開する。C:\に展開した場合、C:\eclipse\というディレクトリができる。因みに日本語版でも問題ないと思うが、自分は英語版のEclipseを使っている。
次にAndroid SDKをダウンロード(現時点の最新プラットフォームは2.0 "eclair")して、やはり適当な場所に展開する。C:\android\に展開した場合、C:\android\android-sdk-windows\というディレクトリが作成される。C:\android\android-sdk-windows\toolsを環境変数PATHに追加しておく。
展開したディレクトリにあるSDK Setup.exeを実行すると、Android SDK and AVD Managerが起動するので、そのままプラットフォームをアップデートする。もし、SSLでエラーが出る場合は、Settingsの"Force https://... sources to be fetched using http://..."のチェックボックスをオンにすること。Installed Packagesでインストールされたプラットフォームを確認できる。必要なバージョンのプラットフォームがインストールされていないときは、Available Packagesで必要なバージョンをインストールできる。
Androidのアップデートが終わったら、Eclipseを起動させる。最初に作業ディレクトリ(workspace)を訊かれるが適当なディレクトリを指定する。起動したら[Help]-[Install New Software...]でAddボタンを押し、NameにAndroid Plugin、Locationにhttps://dl-ssl.google.com/android/eclipse/を指定する。Developer Toolsという項目が表示されるので、チェックボックスをチェックしてNextボタンを押し、最後にFinishボタンを押して、Eclipseを再起動する。
次いで、[Window]-[Preferences]でダイアログを開き、ツリーメニューのAndroidを選択する。SDK LocationにC:\android\android-sdk-windowsを指定して、Applyボタンを押す。
Eclipse上からAndroidのエミュレータを利用するために、Android仮想デバイス(Android Virtual Device, AVD)を作成する。[Windows]-[Android SDK and AVD manager]で作成するか、コマンドラインで以下のコマンドを実行する(ここではデバイス名をmy_avdとしているが、どのような名前でも良い)。自分はコマンドラインで作成した。因みにtargetオプションで使用するプラットフォームのバージョンを設定できる。
android create avd --target 3 --name my_avd
あとは、コードを書くだけだ。動作の確認の意味でも、最初はHello, Worldアプリケーションあたりを作成するのが良いと思う。
Androidの実機でデバッグするには、まず、開発しているプロジェクトのManifestファイルのApplicationタグにandroid:debuggable="true"を記述する(または、ダイアログのApplicationタグの項目でDebuggableをtrueにする)。
さらに、実機(自分の場合はHT-03A)のメニューで、[設定]-[アプリケーション]-[開発]-[USBデバッグ]をチェックする。開発中にスリープモードにしたくない場合は、[スリープモードにしない]をチェックしておく。そして、実機と開発するPCをUSBで接続する。そうするとWindowsが新しいハードウェアを見つけるのでWindows Updateはせずに特定の場所からインストールする。場所はC:\android\android-sdk-windows\usb_driverを指定する。最後にWindowsを再起動する。
実機をUSB接続してEclipseを起動し、先ほどandroid:debuggable="true"にしたプロジェクトを開き、[Run]-[Run Configurations]を選択して、ダイアログを開く。ツリーメニューのAndroid Applicationから現在開いているプロジェクトを選択して、右のペインのTargetタグをクリックし、Deployment Target Selection ModeをManualにする。これでアプリケーション実行時にAndroid Device Chooserダイアログが開くので、実機を選択して実行する。実機上でアプリケーションが起動したら成功だ。
因みに作成したアプリケーションを配布するには、Java SEのkeytoolでキーストアと鍵を作成して、EclipseのAndroid Toolsからアプリケーションに署名をする必要がある。Android Marketを利用したい場合は、デベロッパープロフィールを作成して、クレジットカードで$25を支払えば配布できるようになる。
追記(2009/10/28): Android 2.0 (eclair)が正式リリースされたので、それに合わせて内容を修正した。
コメント