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ActionScript 3.0を使ってみた - ShootNumbers

ActionScript 3.0によるシンプルなFlashゲーム、ShootNumbersを作ってみた。落ちてくる数字をすばやくマウスクリックで消していく。消した数字がそのまま得点になる。BGMが終了するまでにできるだけ多くの得点を挙げることが目的だ。因みにFlashを利用しているが制作するために必要なツールはすべて無料だ。

今年になってAdobe Flash CS3 Professionalがリリースされ、搭載されているプログラミング言語ActionScriptがバージョン3.0になった(Flexでは昨年)。前々からFlashには興味はあったのだが、如何せん価格が高い。アドビストアでは、通常価格で88,000円、アカデミック価格で33,600円もする。1ヶ月だけ使えるお試し版もあるが、ある程度時間が取れるときでないとほとんど使わずじまいになる可能性が高い。そこで、Flex 2 SDKを利用してみることにした。これはFlex Builder 2のコア部分のみを利用でき、オーサリングツールなどはついておらず、純粋にActionScript 3.0(およびMXML)のコンパイルのみが行える。それでもずっと無料で使えるのでActionScript 3.0を試しに使ってみるには最適だろう。

ActionScriptを使うのはほぼ初めてなので、まず、FlashリソースFlexドキュメンテーションなどを読み漁ってみた。C++やJavaなどのオブジェクト指向プログラム言語をある程度理解していれば問題なさそうだ。実際、すぐにプログラムを書き始めても何とかなった。マニュアルを読みつつ作ったShootNumbersも一日もかからず仕上げられたし。因みに、PDFによるドキュメントではすべてを網羅したリファレンス的なマニュアルは用意されていないようだったので、ウェブによるActionScript 3.0 コンポーネントリファレンスガイドも多用した。

ShootNumbersを作った際に感じたのは、マルチメディア系の素材の扱いが非常に楽ということだ。サウンド、画像、動画、等々。また、タイマーやキーボード・マウスなどの処理はすべてイベントドリブン方式だ。今回のプログラムでは、主にサウンドとタイマーについてActionScript 3.0の威力を実感した。

ActionScript 3.0は、マルチメディア系の作品、特にゲームなどを作るのにはかなり強力な言語であることがわかった。こんなに手軽に作れるようになるとは、いい時代になったものだ。…とは言いつつも、もっと本格的に作成するのにFlash CS3も欲しくなるなぁ。

ShootNumbersの遊び方

適当なキーを押せばゲームが始まる。BGMが終わるまでの間にできるだけ多くの落ちてくる数字をクリック。うまくクリックできればその数字が消えて得点なる。だんだんと数字は小さくなり、落ちる速度が速くなっていくが、その分、クリックしたときにもらえる得点は高くなる。本作品では効果音gで配布しているサウンドをアレンジして利用させてもらった。※音が出るので注意!


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