2008年9月19日金曜日

UMPC購入で最終的に選んだのはWILLCOM D4

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しばらく前からUMPC(Ultra Moblie PC)に興味を持っていたのだが、いろいろと調べた上で最終的に購入したのはWILLCOM D4だった。今のところ、かなり満足している。

購入動機

現在、仕事では多数のUnix系マシンとWindows XPを搭載したメインノートPC、自宅では多目的用途のWindows XP搭載のメインデスクトップPC、Windows Vista搭載のTV録画用途キューブPCを使っている。メインノートPCはちょっと古いがLet's Note CF-W4を使っており、毎日、職場・自宅間を持ち歩いている。重量は約1.2kgである。

で、通勤時に1.2kgを持ち歩くのが重く感じられてきたのでサブノートが欲しくなったのだ。そこで、メインノートPCの代わりになる性能を持ち、コンパクトで軽いサブノートを物色してみた。

選定

まずここで大事なのは、重量、大きさ、性能だ。特に持ち歩きを楽にしたいので重量が最も優先される項目である。次に性能だろう。普段メインノートPCで行っていることは一通りこなしたい。大きさについては軽ければ軽いほど小さくなると思ったのでそれほど気にしなかった。もちろん、価格については安いほど良い。

そこで、最近出ているUMPCを一通り調べてみた。いわゆるネットブック(Netbook)と呼ばれる低価格なノートPCでは重さに問題がある。大体1kgほどあるのだ。現在使用しているLet's Noteが1.2kgであることを考えると、1kg前後ではあまり重量としてのメリットがない。それならば、0.9kgのLet's Note Rシリーズのほうが(価格以外は)良いだろう。今回は重量を大幅に減らして運搬を楽にすることが目的の一つとなっているので、現在の半分ほどの重さにはしたい。そこで、1.2kgの半分で600g程度を目安とした。これを踏まえてUMPCを調べてみるとWILLCOM D4とLOOX U/B50しか残っていないことが分かった。と云うわけでこの二つの中から選ぶことにした。

WILLCOM D4とLOOX U/B50ではそれほど性能に差はないようだが、若干LOOX U/B50のほうが良さそう。しかし、D4であればPHS通信が最初から使えるのでどこでも簡単にネットに繋ぐことができる。また、価格のほうでもD4のほうが安い。特にW-VALUE割引により実質価格が6万円以下になる。また、購入の指針には入れなかったが見た目は個人的にはD4のほうが良い。この点は性能には影響しないが個人的な満足感には影響する。

というわけで最終的に選んだのはWILLCOM D4だった。因みにこの時点で実際に実機には触れている。やはり実機に触れることは大事だと思う。

WILLCOM D4の評判

しかし、実際に使った人でないとスペック以外の目に見えない部分については分からない。そこでネット上でWILLCOM D4の評判を調べてみた。かなり気に入っている人もいる一方、購入して最悪だったという人もいる。まず、欠点として挙げられているのが、無線LANの感度の悪さだ。すぐ近くに無線ポートがあっても途中ぶちぶち切れるのだとか。ほかに、電池の持ちが悪い、Windows XPではなくVistaである、筐体のSHARPのロゴを押すだけでスリープが復帰してしまう、全般的に不安定、などなど。いろいろ挙がっている。

このように欠点もかなりあるようだが、結局、この軽さには何物にも代えがたく、WILLCOM D4の購入に踏み切ることにした。

WILLCOM D4を使用した感想

この小ささで普通のPCと同じことができることは驚きである。Windows Vistaが動いているので当たり前なのだが、それでも普通にメールやウェブはもちろんのこと、PythonやVisual C++までも使えるのは嬉しい。VPN ClientでIPSecを通して職場のネットワークを使えるのも便利だ。

また、懸念していた無線LANの感度の悪さはほとんど感じなかった。確かにアンテナは3-4本だったりするが、職場、自宅、実家などで試したところ一度も通信が途切れなかった。メインノートPCのLet's Noteのほうがよっぽど感度が悪い(これは多分自分がはずれを引いたからだと思うが、有線LANもあるし修理に出すほど困っているわけではないのでそのまま使っている)。

電池の持ちはそれほど長いわけではないが、Ver. Lを購入したので大容量バッテリーが付いてきたし、不自由はしてない。公称では4.5時間とあるが実質3.5時間ぐらいか。SHARPのロゴを押すことでスリープ復帰とのことだが、基本的に持ち運び時はキーロックをするので勝手に起動することはない。ただし、不安定さは若干あるかもしれない。一度、シャットダウン時にブルースクリーンになったことがある。ただ、頻繁にあるわけではないのでそれほど問題視はしていない。

上記のように、使用した感想は概ね満足できるものだった。

より使いやすく

始めからWindows Vistaに入っているアプリケーションだけでは仕事としても趣味としても使えないので、いくつかの設定とアプリケーションをインストールすることにした。

まず、ディスク容量だが、40GBのHDDを備えていて、10GBほどはリカバリ領域に使われており、残りの30GBのうち10GBはシステムで使っている。実質ユーザが使える領域は20GB弱ほどだ。そこで、外部記憶装置としてmicroSDHC 8GB(Class 6)をつけることにした。ダウンロードしたファイルや仕事用の一時ファイルはすべてここに置く。microSDはClass 4以上は対応していないとのことだったが、転送速度が上がらないだけで実際は使えるようだ。次に、ネットワークの設定だ。無線LANは最初切れているのでFn+Capsで使えるようにする。当初、これに気が付かないで少し戸惑った。あとはプリンタ設定だが、自宅のローカルプリンタ、職場のネットワークプリンタどちらも問題なしだった。

次いで、アプリケーションのインストールを行った。インストールしたソフトウェアは以下の通りだ。

Microsoft Office
Officeの付いていないVer. Lだったので。デスクトップPC用にOfficeを購入していたのでそれをインストールした。因みに一つのOfficeアプリケーションをメインのPCとサブのノートPCにインストールすることはライセンス上で認められている行為だ。

Kasparsky
これは以前購入した3ユーザライセンスのものが余っていたので。

Visual C++
やっぱりC++で遊びたい。

xyzzy
普段はWZ EDITORをEmacsキーバインドで利用しているが、Emacsならxyzzyでもいいかと思って。因みに自宅のビデオ録画用PCでも利用している。

ActivePython
Pythonは基本。最近は何をやるにしてもPythonだ。

IPython
Pythonとセットで。コマンドラインでちょっとした操作をしたいときに便利。電卓にもなるし。

FileVisor6
ファイル操作・管理ユーティリティ。ファイルエクスプローラを便利にしたもの。シェアウェアだがもうこれがないとWindowsが使えない体になってしまっている。普段はFileVisor5を利用しているが、VistaだということでFileVisor6を購入した。

Cisco VPN Client
職場のネットワークに繋げるため。因みにワンタイムパスワードを使っている。

PuTTY
ターミナル。これがないと仕事ができない。

Google Chrome
IEのモッサリ加減にはうんざりなので。Google Chromeはやはり速い。D4になかなか合うと思う。

Evernote
メモ帳兼スクラップブック。備忘録や研究ノートとして使っている。超便利。使い始めて日は浅いのだが、既にこれがないと生活できない体に…。

PowerShell
コマンドプロンプトはへこすぎるし、Windowsでいろいろやりたいなら必須かと。

Adobe Acrobat Reader
最初から入っているバージョン8をアンインストールして、バージョン9を入れた。

Adobe Flash
ウェブ使うならこれも必須。

Mozilla Thunderbird
いつもお世話になっているメールソフト。

デ辞蔵
アカデミックパックを購入したので無料で付いてきた。リーダース英和+プラスなどが入っており便利だが、起動が重いかなぁ。

OfficeとVisual C++が結構容量を食っているが、それでも残り容量は10GB以上ある。スペック的に動作はそこそこといったところだが、どこにでも持ち運べ一通りの作業ができるというのが素晴らしい。因みに、メインのノートPCは普段は職場に置いておき、必要ならリモートデスクトップを利用することにした。持ち運びの荷物が軽くなり大変満足できる結果となった。

最後に

軽いWILLCOM D4は持ち運びをメインとしたサブノートとして秀逸。外ではPHSで通信、自宅や職場では無線LAN。メインPCで行うような仕事をD4で行うことができるが、基本性能やディスプレイ表示能力、ユーザーインターフェイスからすると効率が落ちるかも。適材適所で。

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