2008年7月31日木曜日

インフィニットループ 古城が見せた夢

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日本一ソフトウェアの「インフィニットループ 古城が見せた夢」は、古城を舞台としたアドベンチャーゲームということもあって、Infocomの古典的テキストアドベンチャー、「Moonmist」(日本ではシステムソフトが「ムーンミスト 白き貴婦人の謎」というタイトルで販売)を髣髴とさせる。幽霊(インフィニットループでは死神)に捕まり死んでしまうという点も似ている。もっとも、Moonmistの主人公は幽霊というわけではないが。Moonmistの発売は1986年と古く、あまり知られていないと思われるが、あの古城に漂うミステリアスで独特の雰囲気が好きだった。

個人的にはインフィニットループの絵柄はあまり好みではないのだが、ゲームのテンポが良く、ついついプレイしてしまう。死神に殺された主人公が幽霊となり人々に憑依することで事件の真相を徐々に知ることになる。主人公は死神に生命力を奪われたり、破滅的な事件を食い止められなかったりすると時間が死亡当時に戻されて最初からプレイすることになるが、それまでの記憶や物語の変化はそのままなので、憑依する人物を変えたり、変化したストーリーを追うことで、また違った展開が楽しめる。また、主人公が現実世界に干渉する唯一の手段として、「夢」がある。これは、眠っている人物に対してキーワードを与えることで、それに関連する夢を見せることができるのだ。それにより、前回とは違ったストーリーが展開していく。

エンディングまでプレイしたが、ストーリーの薄さが気になった。もう少し練れなかったものだろうか。登場人物がそれほど多いわけではないので物語が進むとある程度察しがついてしまうのだ。他人に憑依して、さらに時間が戻るというシステムがユニークなだけにその点が残念だった。個人的にはジョージ・R・R・マーティンの「氷と炎の歌」シリーズのようなストーリーだったら最高なのだが…。今後に期待したい。

今回、絵柄が好みでなかったので最初はスルーするつもりだったのだが、PS3のPLAYSTATION Networkから大容量体験版をダウンロードしてプレイしたら思いのほか面白く、製品版も購入してしまった。因みに体験版のセーブデータはそのまま製品版に引き継ぐことができる。また、公式サイトではFlash体験版があるので、こちらで試すのも良いと思う。

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