2007年11月2日金曜日

神のいない世界はすばらしい

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リチャード・ドーキンスの『神は妄想である』を読んだ。ドーキンスは無神論者で有名だが、まさにそれを表す過激なタイトルの通り、内容は「神などまず存在しない」と云うものだった。自分も神などいないと思っているので多くの部分で共感を持てた。

特に問題となるのは、宗教・神を信じることが人間を不幸にしているということだ。これは自分も前々から感じていたことで、9・11のテロ事件も、イラク侵攻も、現在行われてる世界の様々な紛争も、古くは魔女狩りや十字軍も、そして日本ではサリン事件、すべて宗教に関わるものだ。聖書の内容も酷いもので、特に旧約聖書については目も当てられない。女性なんてその辺の石ころ並みの扱いだ。

また、宗教のせいで、科学が言われ無き迫害を受けている。聖書と矛盾する進化論や地球の年齢を端から間違っていると決め付け、「人間のような複雑なものが自然にできるわけが無い。つまり、神のみが人間を誕生させることができるのだ」と云う論調。大体、その全知全能の神はどうやって作られたというのか?全知全能なんて途方も無く複雑だろうに。

さらに、信者は神がいなかったらどうやって人間は道徳を身に付けるのかとまで云っているらしい。酷い話だ。宗教に入っている人たちは、もし神がいないとしたら(実際いないのだが)、道徳観念を捨てて悪逆非道を尽くすのだろうか。私は無神論者だが、良いことと悪いことは知っているつもりだ。

自分は物事を良く知ることこそ、世界から偏見をなくし、本当のことと嘘のことを区別する能力を与え、世界から争いを減らすことができる力だと思っている。それは、偏見や嘘にあふれている宗教の世界を無くす、もしくは形骸化させる力になる。勉強することにはこのように大変重要な意味があるのだ。巷でよく聞く、この勉強・あの勉強は、将来役に立つ・役に立たないという議論などまるっきりナンセンスだと思う。

最後に、ロシアの小学校で起こったテロの悲惨さを伝える秀逸なフラッシュ・アニメーション、『未来はすばらしい』を紹介しておく。これはチェチェンとロシアの紛争によるものだが、その背景には宗教が深く関わっている。因みに、フラッシュの右上に表示されるSubtitleをJapaneseにすると、字幕が日本語で表示される。

1 コメント:

匿名 さんのコメント...

宗教がらみではない凶悪犯罪は多発しているし、これからも多発するであろう。
本当に、よいこと悪いことを知っていたのならば悪いことはしないのだろうか。